英会話スクールが気になりつつも、一歩が踏み出せないまま数年たってしまった社会人の方って、けっこう多いんじゃないでしょうか。私はまさにそのタイプです。
私は20代後半の社会人6年目で、ゲーム・アニメ・映画が好きなかなりの人見知りです。話すのが得意かと言われたら、正直かなり苦手なほうです。それでもずっと心のどこかにあったのが、次のようなちょっと欲張りな夢でした。
- 洋画を字幕なしで見てみたい
- 海外旅行に自信を持って行ってみたい
- 英語を自然に話せる自分になってみたい
どれも小さな願いかもしれませんが、私にとってはずっと心に引っかかっていた夢でした。
でも現実は、
- 英会話スクールに通ったこともない
- 初対面の人と話すのが怖い
- グループレッスンなんて正直むり
- そもそも申し込みの時点でビビって止まる
というレベルです。「この歳で英会話教室に行くの、ちょっと恥ずかしいな…」という気持ちもあって、気づけば何年もスタートラインの手前で足踏みしていました。
そこで私が選んだのが、AIを英会話の先生にして、一から英語を始めてみるという方法です。この記事は、そのDay0(はじめての一歩目)として、
- 今のリアルな英語レベル
- 英会話スクールに行けなかった本音
- これからAIとどうやって英会話していくのか(設定&ルール)
という内容をまとめたものです。
この記事を読みながら、あなたも「AI英会話を始めるDay0」にしてみませんか?自分の英語に自信がなくても、ゆるく始めるところからで大丈夫です。
- 自分の英語レベルをざっくり言葉にしてみる
- AI先生に送る一文を考えてみる
- 1日15分だけやるとしたら、いつやるか決めてみる
AI英会話の基本的な始め方は、今後まとめる予定のAI英会話の始め方とおすすめプロンプト集でも詳しく整理していきます。
英会話スクールが怖い社会人がAI英会話を選んだ理由
今回の記事のテーマは「AI英会話 初心者のDay0」です。世の中にはオンライン英会話も英会話スクールもたくさんありますが、私のように「気になりつつも怖くて行けない」という人も多いはずです。
そんな人にとって、チャット形式で使えるAIはかなり現実的な選択肢になります。いつでも自分のタイミングで話せますし、何回間違えてもAIは笑いません。レベルに合わせた説明もお願いできます。
もちろんAIにも限界はあって、変な表現を提案されることもあります。ただ、英語を口に出す・書いてみるハードルを下げるという意味では、かなり相性がいいと感じています。
今の英語レベルはこのくらい(ほぼ学校英語止まり)
まずは、今の自分の英語レベルを正直に書いておきます。英語スキル自己評価(★5段階)をつけるとすると、こんな感じです。
- 読む(Reading):★2
- 書く(Writing):★1
- 聞く(Listening):★2
- 話す(Speaking):★1
学校の英語テストは、だいたい平均点前後。文法は正直ほとんど忘れていますし、リスニングはかなり苦手で、ところどころ単語が拾える程度です。具体的には、次のような感覚に近いです。
- 英語の「簡単めの」記事なら、なんとなく意味が分かるかもしれない
- 簡単な自己紹介は…正直あやしい(名前と好きなことぐらいなら、なんとか言えるかも?くらい)
- ネイティブの英語は、ほぼ聞き取れない
留学経験もなし。英会話スクールにも通ったことがなく、仕事でも一切英語は使っていません。つまり、ほぼ普通の日本の学校英語で止まっている社会人です。これはこれで、同じくらいのレベルの人には、ちょっと安心材料になるかもしれません。
なぜ英会話スクールに通えなかったのか?本音を全部さらす
「英語ができるようになりたい」と言いながら、英会話スクールに一度も行かなかったのには、それなりに理由があります。きれいな言い訳というより、かなり人間らしい本音です。
初対面の人と話すのが恥ずかしすぎる
私は人見知りなので、初対面の人と外国語で会話すること自体がハードル高すぎました。「え、それすら出来ないの?」と思われたらどうしよう…とか、頭の中で勝手に最悪パターンをシミュレーションしてしまうタイプです。
グループレッスンが怖い&挫折したときに辞めづらい
グループレッスンで、
- 自分だけついていけない
- 他の人がスラスラ話していて、自分だけ詰まる
そんな状況になったら、一瞬で心が折れる自信があります。「せめてマンツーマンで…」と思っても、そういうコースは料金も高かったりして、余計に一歩が出ませんでした。
さらに地味に大きいのが、挫折したときに「辞めます」と伝えるのがしんどいという点です。仕事が忙しくなったり、モチベが下がったりして通えなくなったときに、「すみません、辞めます」って連絡するのって、けっこう精神力がいりますよね。
お金・時間・年齢の不安も正直ある
続くかどうか分からないことに、お金をかけるのが怖い、というのも本音です。
- 決して安くない月謝を払って、もし途中で挫折したらどうしよう
- 「数ヶ月でこんなにペラペラに!」みたいな広告を見るほど逆に疑ってしまう
20代後半という中途半端な年齢で、「今さら英会話始めるのもなぁ…」という変なプライドも少しあります。さらに、
- 決まった時間に教室へ行く
- その時間は予定を空けておく
という時間に縛られる感じも、正直あまり好きではありません。自分のペースで、空いた時間に少しずつ進めたい。これが、スクールやレッスンに踏み出せなかった大きな理由です。
「英会話スクールが怖い」「続くか分からないことにお金をかけたくない」という気持ち、少しでも共感した人は、AIを使ったゆるい勉強法も選択肢に入れてみてください。
将来的には、AIを使った勉強習慣の作り方や、AI初心者向けの使い方ガイドもまとめていく予定です。
それでも英語をあきらめたくない理由
ここまで書くと、「じゃあ別に英語やらなくて良くない?」と言われそうですが、それでも諦めきれない理由があります。
- 海外旅行を、自信を持って楽しみたい
- 海外ドラマや映画を、字幕なしで少しでも理解してみたい
- 英語を話せたら、単純にかっこいい
- サイドFIREを目指すうえで、選べる仕事や場所を増やしたい
目指したいレベルとしては、日常会話で困らないレベルです。そこを、1〜2年くらいかけてじわじわ目指したい、という感覚でいます。
「1年でペラペラに!」とかは、正直全然想像できません。ただ、
- 今の英語力(ほぼゼロ寄り)から
- 「簡単なやりとりならどうにかなる」くらいまでは
- AIの力も借りながら、小さく進めていきたい
そんな気持ちだけは、ずっと消えないままでした。
AI先生と始める「AI英会話」プランの全体像
そこで登場するのが、AI先生です。最近は、チャット形式で会話できるAIがいろいろあります。私はすでに「調べ物」にはAIをそれなりに使っていて、
- わからないことを聞いたり
- 長い文章の要約に使ったり
という使い方はしてきましたが、「勉強」にAIを本気で使ったことはまだありません。逆に言うと、ここをちゃんと攻められれば、凡人でも成り上がれるかもしれないと本気で思っています。
勉強時間は1日15〜30分、お風呂あとの「軽いデイリー」にする
現実的に、英語に使える時間はこのくらいです。
- 毎日 15〜30分
- 夜、お風呂に入ったあとの時間にやる
私はゲームのデイリーミッションは欠かさずやっていたタイプなので、「重すぎない日課」にするのが続けるコツだと自分で分かっています。デイリーミッションをこなすのに時間がかかるゲームは途中でやめてしまう一方で、デイリーをやらなくてもほぼ影響ないゲームは、わりと続きました。
英語も同じで、1日やらなくても人生は詰まないけど、やったら地味に未来が変わるデイリーくらいの感覚でやっていくことにしました。
チャット型AIを英会話の先生にするイメージ
使うのは、スマホやPCで使えるチャット型のAIです。
- いつでも自分のタイミングで英語を書ける
- 日本語で質問しても大丈夫
- 文法や表現の訂正もお願いできる
英会話教室で言う「マイ先生」の感覚で、
- 英語で話す(書く)
- 日本語で質問する
- 文法を直してもらう
などを、全部一人のAIに任せてみます。もちろんAIも完璧ではないので、変な例文を提案されることもあります。そのあたりは、今後実際に使いながら「うまく付き合うコツ」をまとめていくつもりです。
AI英会話で使う設定文(プロンプト)の例
AIに「あなたはこういう先生ですよ」と伝えるために、最初に設定文(プロンプト)を用意しておきます。ここでは、実際に私が使おうとしている例をそのまま載せておきます。
最初に送るAI先生の基本設定
一番はじめに送る文章は、こんな感じにしました。(実際に使うときは、あなたの状況に合わせて少し変えても大丈夫です。)
ーーーーー
あなたは優しくて忍耐強い英会話の先生です。
私の英語レベルは、学校英語が少し残っているくらいで、実際に話すのはほぼ初心者です。
私は20代後半の日本人で、仕事では英語を使っていません。
これから、毎日15〜30分くらい、あなたと英語で会話する練習をしたいです。
間違いはたくさんすると思うので、
1)まずは私の英語を受け止めて、
2)そのあとで、優しく簡単な日本語で訂正と解説をしてください。
今日から、英会話を一から一緒に練習してもらえますか?
ーーーーー
毎日使う「今日もお願いします」テンプレ
毎回同じことを書くのは面倒なので、毎日のスタート用テンプレも用意しておきます。
ーーーーー
今日も英会話の練習をお願いします。
私の英語レベルはまだかなり低いので、
- 中学英語レベルの単語と文法
- ゆっくり丁寧なチャット
を心がけてください。
今日は、【今日のテーマ】について話したいです。
まずは簡単な質問から始めてください。
私が英語で返事をしたら、
- 自然な英語に直した例文
- なぜその表現が良いのかの簡単な解説(日本語)
を教えてください。
ーーーーー
【今日のテーマ】には、
- 自己紹介
- 今日仕事であったこと
- 好きなゲームの話
など、自分の興味あることを入れていくつもりです。
こうしたプロンプトの作り方や、他の勉強ジャンルへの応用例も、今後AI勉強術まとめの記事で整理していく予定です。
「まずはコピペで試してみたい」という人は、このテンプレをベースに少しだけ自分の状況を足して使ってみてください。
毎日やるAI英会話メニュー3つ
デイリーミッションが重いと続かないことは分かっているので、AI英会話のメニューはあえて3つだけに絞ります。
1:今日の出来事を英語で2〜3文話す
まずは、その日の出来事を英語で2〜3文書いてみます。
例:
- Today, I was very busy at work.
- I was tired, but I watched an anime after dinner.
多少間違っていても気にせず、AI先生にそのまま送ります。
2:AIに添削してもらい、覚えるフレーズを3つだけ取る
次に、AIにはこうお願いしておきます。
ーーーーー
私の英文を自然な英語に直して、
特に覚えたほうがいいフレーズを3つだけ教えてください。
それぞれ、日本語の意味と簡単な説明もお願いします。
ーーーーー
「3つだけ」というのがポイントで、欲張らず、でも毎日少し前進している感覚を持つための数字です。たくさん教えてもらうと、それだけで満足して終わってしまうので、「厳選3つ」を毎日のノルマにします。
3:1〜2往復だけの超短い英会話ラリー
最後に、AI先生にこう伝えます。
ーーーーー
最後に、今日のテーマについて英語で簡単な質問を1つしてください。
私が英語で答えるので、1〜2往復だけ短い会話をしましょう。
私の英語が間違っていても、会話が止まらないようにサポートしてください。
ーーーーー
「1〜2往復だけ」と決めておくことで、「会話が続かなくて気まずい」という不安を減らせます。慣れてきたら、3往復、4往復と増やしていく予定ですが、Day0ではとにかくハードルを下げておきます。
続けるコツは「完璧を目指さないAI勉強法」
私はゲームのデイリーミッションを結構真面目にこなすタイプですが、
- 報酬が重すぎたり
- 毎日しっかりとやらないと損するような設計
だと、逆にしんどくなってやめてしまうことが多かったです。だからAI英会話も、
- やらなくても誰にも怒られない
- ただ、やると「ちょっと経験値が入る」感じ
- 5分だけでもできたら合格、くらいのゆるさ
でやっていきます。完璧主義にならないことを、あえてルールにする。これが、社会人のAI勉強法としてはちょうどいいバランスかなと思っています。
この考え方は、英会話だけでなく、資格勉強や副業スキルの勉強にもそのまま使えそうなので、今後はAI勉強習慣の作り方としてまとめていくつもりです。
AI英会話のメリット・限界と、これから書いていくこと
最後に、AI英会話を始めるうえでのメリットと限界をざっくりまとめておきます。
- 何回間違えてもAIは笑わない(人見知りにはかなり大きい)
- 自分のペース・自分の時間帯で続けられる
- テーマを自分の好きなゲームや仕事の話にできるので、飽きにくい
- 一方で、AIの英語がいつも完璧とは限らないので、違和感がある表現は自分でも調べる必要がある
この記事は、AI英会話の「Day0宣言」です。ここからは、
- 実際にAI英会話を始めてみてどうだったか
- 1週間続けてみて感じたこと
- 挫折しそうになったポイント
- 「このやり方は相性よかった」「これは微妙だった」
などを、リアルタイムで記録していく予定です。
目標は、
- 1〜2年かけて日常会話に困らないレベルに近づくこと
- ゆくゆくは、海外旅行でビビらずに話しかけられること
- 洋画を字幕なしで少しずつ楽しめるようになること
です。
この記事を読んで、「自分もAI英会話を初心者として始めてみようかな」と少しでも思った人は、まずはスマホでAIを開いて、今日あったことを一文だけ英語で送ってみてください。
才能ゼロのモブでも、AIを味方にすれば、少しずつ「英語コンプレックス」に革命を起こせるのか。このブログで、その実験記録を書いていきます。
