文章を書くことに苦手意識を持っていませんか?しかし、課題や論文、ビジネスメールなど大人になっても文章力は必要です。
今回は文章を書くにあたって、基本的なことをまとめてみました。
相手(読み手)目線で書く
必要な情報を明確にする
自分目線では「相手が必要な情報」がはっきりしません。「相手が知りたい情報はなにか」を明確にすることで、自ずと書くべきことが見えてきます。
文章を書き始める前に情報の整理をしていきましょう。
結論を先に書く
相手が必要な情報が明確になったら、結論から先に書いていきましょう。結論が先になければ
と相手はその文章を読む前に不快感を感じます。
結論を書き始めることで
と相手はその後の内容に集中することができます。
難しい言葉は使わない
難しい言葉を使うことで、読み手はその言葉を理解するために手が止まってしまいます。すると、リズムよく読めていた文章のテンポが乱れるため、不快感を感じます。
人は知らない内に、頭の中でリズムを取りながら文章を読んでいます。小説を読んだときに心地よさを感じる本はありませんでしたか?そういう本は簡単な言葉で文章を書かれています。
リズムよく読めるように、相手が理解できる言葉を使うようにしましょう。
文章を削る
つなぎ言葉を削る
「〜だが」や「〜で」などのつなぎ言葉を多用しないようにしましょう。つなぎ言葉は文章が長くなる原因の1つです。文章が長くなることで読みづらくなります。
つなぎ言葉を使うときは、1回で収まるようにしましょう。
不要な修飾語を削る
修飾語とは
他の語句の表す内容を説明するものです。
例えば「お肉」について説明するとき、「硬いお肉」「高いお肉」「大きいお肉」などの状態を説明するもののことをいいます。
しかし、文章の内容によっては書く必要のない修飾語もあります。それは、書かなくても文章が伝わる場合です。文字数が減ることで、読む側としては読みやすくなります。
読み返したときに、書かなくても伝わると思ったときは削っていきましょう。
二重表現の言葉は1つにまとめる
これは意識していなければ、やってしまいがちです。文章はできるだけ短いほうが好まれるため、二重表現は1つにまとめましょう。
話し言葉では違和感なく使われている言葉もあるため、注意しましょう。
下記に例を示します。
間違い | 正しい |
尽力を尽くす | 尽力する |
返事を返す | 返事をする |
一番最初にする | 一番にする 最初にする |
文章を分ける
1文で1情報が完結するよう意識する
文章として読みやすい文字数は60文字前後と言われています。多くの情報をその文字数で書こうとすると読み手は混乱します。
情報が多くなるならば、句点{。}で文章を分けるようにしましょう。
読点を上手に使う
読点とは
「、」のことをいいます。文章を読みやすくしたり、誤読を防ぐために使用します。はっきりとした基準はないため、書き手が自由に打つことができます。
しかし、読点を多くても少なくても文章が読みにくくなります。目安としては、20〜30字に1回つけるのが読みやすいとされています。
今までなんとなくつけていた方は、以下のことを意識しながら打ってみてください。
読点の使い方
- 文を区切るところ
- 誤読を防ぐ場所
- 主語のあと(長いとき)
- 修飾関係を明確にするとき
- 名詞を複数並べて書くとき
読点を使わないとき
- 主語が短いとき
- 接続詞のあと(読点を使っても誤りではない)
- 「」の前後
まとめ
今回は好かれる文章の書き方の基本をまとめました。文章を書くときに大切なことは、読む相手のことを1番に考えることです。
自分本位の文章にならないように、情報の整理をしてから書き始めましょう。そして、相手に伝えるべきことを先に書きましょう。
そして少ない文字数で、リズムよく読めるような文章を書くことが好かれる文章の秘訣だと感じます。