本を読むことに苦手意識を持っている人はいませんか?私も本を読むことが苦手でした。
苦手だった理由は以下のとおりです。
- 他のことに時間を使っていきたいと思っていたから
- 本を読むメリットを知らなかったから
- 効果的な本の読み方を知らなかったから
しかし、現在の私が本を読もうと思うようになったのは「成長したい」という思いがあったからです。成長するために必要なことを調べていくと、「読書をするのがよい」と多くの著名人が言っていました。ここで読書をすることに向き合うようになりました。
まずは、効果的な読書の方法を知らなかったので、その方法を調べてみました。
この記事では読書のメリットの他に、読書の心構えを読む前、読んでいるとき、読んだあとの3つに分けて書きました。
読書の基本
読書の種類
読書には「快楽のための読書」と「学習のための読書」があります。それぞれをジャンル分けすると、下記の通りになります。
快楽のための読書 | 漫画、小説、エッセイなど |
学習のための読書 | 資格、ビジネス、医学など |
今回は学習のための読書方法をまとめていきます。
読書のメリット
読書をすることで得られるものは主に以下の通りです。
- 知識を得られる
- 成功者の話をどこでも聞ける
- 自己成長できる
- ストレス解消
- 病気の予防
- コミュニケーション力の向上
それぞれを説明していきたいと思います。
知識を得られる
本を読むことで情報を「インプットする」ことができます。インプットとは、脳の中に情報を入れることを言います。しかし、インプットするだけでは知識の定着には弱いと言われています。
では、どうするのかと言うと「アウトプットする」ことが大切だと言われています。アウトプットとは、脳の中の情報を処理し、外界へ発信することをいいます。
インプット | 読む、聞く |
アウトプット | 書く、話す、行動する |
読書をするときは、インプットとアウトプットをセットで行うことでより一層知識を定着することができます。
成功者の話をどこでも聞ける
本というのは「過去の偉人」「企業の偉い人」「芸能人」「教授や先生」などの成功した人の話を聞くことができる媒体です。
成功した人の背景には、たくさんの失敗や学びがあり、そこからの経験を糧に現在の成功があります。
プロイセンのビスマルクの名言として「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という言葉があります。愚者とは、過去から学ばずに実体験を大切にする人。賢者は、過去の似たような出来事から得た学びを大切にする人のことを言います。
つまり、本を読むというのは成功した人の歴史を知ることができるので、賢者へとなれるのです。
しかし、成功した人の話を一般人が直接聞くことは難しいものです。しかし、本であればいつでも、どこでも知ることができます。
自己成長できる
これは本から得た知識、つまり成功者の経験を実際の行動としてアウトプットすることで、成功者へと近づくことができます。
ストレス解消できる
本を読むことに苦手意識を持っている人は、逆にストレスがたまるかもしれません。しかし、本を読むことが苦ではない人は、音楽を聞いたり、散歩をするよりもストレスを軽減する効果があると言われています。
本を読むのが苦手な人は「快楽のための読書」から始めてみてはいかがでしょうか。まずは本に触れることから始めていきましょう。
病気の予防
本を読むことで「アルツハイマー型認知症」になるリスクを軽減させることができると言われています。
また、ストレスの軽減にも繋がるため、うつ病や胃腸炎などの予防にも効果があると言われています。
コミュニケーション能力の向上
読書によるインプットとアウトプットにより、文章力や伝える力が向上します。また、表現力も向上するため、プレゼンやセールス技術の向上にも繋がります。
またボキャブラリー(語彙)も増えるので相手の話の理解がスムーズになります。
読書の心構え
読む前の心構え
目的を明確にする
まずはその本を読む目的を考えましょう。「その本を読むに至った背景」「この本から得られる知識」「得た知識を今後どう活かしていくのか」を考えましょう。
まずは「その本を読むに至った背景」です。その本と目が合ったな「よし、読もう」とはならないはずです。その本を手に取るということは「面白そう」や「気になるな」などの思いがあるはずです。些細なことでも大丈夫なので、考えてみてください。
次に「この本から得られる知識」を考えていきましょう。まずはタイトルなどから予想しましょう。そして、「得られた知識をどのように活かせれるか」まで考えていきましょう。
締め切りを明確にする
締め切りを決めることで以下を防ぐことができます。
- ダラダラと読んでしまう
- 結局読まなくなる
しかし、長すぎる締め切り時間というのは怠けてしまう原因になります。なぜなら、人間は怠けやすい生き物だからです。
心当たりはありませんか?学生の頃の夏休みの宿題をギリギリまで手を付けていなくて、最終日に急いでしてた人を…私もその一人でしたが笑
つまり、長過ぎる締切は良くないということです。1週間以内を目安に締め切りを設定していきましょう。
キーワードをチェックする
本を読み進める順番としては以下が良いと言われています。
- 目次
- はじめに、おわりに
- 重要な章(大体3〜4章)
- 1〜2章
まずは目次から読み始めましょう。目次というのは、本の道順を書いてくれているものです。この本の流れがどの様になっているのかを見ることができるので、その中で重要だと思うキーワードをチェックしていきましょう。
次にはじめに、おわりにを読みましょう。ここは、筆者が伝えたいことをまとめてくれている箇所です。ここに本文の内容がまとめてあったりするので、全体を把握する上で先に読んでおきましょう。
次に1章から読み始めようとしている方がいたら、ちょっと待ってください。次に読むのは目次でキーワードにチェックしてもらった箇所を読んでいきましょう。だいたい後半の章を読むことになるでしょう。
なぜ1章から読み進めないのかと言うと、1章2章というのは基本的なことを説明している事が多いからです。この記事で言う「本を読むとは」という部分です。ここも基本的なことを説明しています。
筆者の考えを述べているのがだいたい後半のページです。つまり、後半こそがこの本から得られる知識の宝庫なのです。そこには筆者の経験がいっぱい詰まっているということになります。
読んでいる時の心構え
誰かに伝えるつもりで読む
これはアメリカ国立訓練研究所の研究で、学習定着率を表す「ラーニング・ピラミッド」というものがあります。
これは、ピラミッドの下層に行けば行くほど定着率が高いことを表したものです。誰かに伝えるという行為は、最下層にあるため他のどんなことよりも学習に良いことを示しています。。
なぜ他の人に伝えるというのが学習定着率が良いのかを考えました。誰かに伝えるということは、自分が理解していなければうまく伝えられません。頭の中で情報を整理しつつ、相手が理解できるように理解しやすい言葉、流れを作らなければいけません。
頭の中で「この表現はこうしたほうがわかりやすいな」「こういう流れのほうが伝わりやすいな」と情報を反復しています。記憶は何度も反復された情報を必要な情報だと認識するため、記憶が定着しやすい=学習定着率が良いと考えます。
あるタイミングで理解した内容を言葉にする
これはアウトプットの1つです。
例えば1章が終わったときにその内容を自分の言葉で説明してみましょう。ここでも相手に伝えるように説明してみましょう。ここで、言葉に詰まるようなら理解が不十分だということになります。
それを各章ずつ行なっていきましょう。
どうやって得た知識を実践で使えるかを考える
本を読んだときに読むだけで終わってはいけません。その本で得られた知識を実際に行動していくことが大切です。
読んでいる最中に「これは実際に行動できそうだな」とか「この部分はちょっと難しそうだな」などと考えながら読むことで行動に移しやすくなります。
読み終わった時の心構え
内容を総まとめする
各章で内容を自分の言葉で説明していったと思います。読み終わったときに全体の内容を自分の言葉で説明していきましょう。
そうすることで、その本の理解がより一層深まるでしょう。
実践できそうなものを考えて実際に行動する
本を読んだときに一番大切なのは読破することではなく、その本の知識を吸収することです。しかし、知識を吸収しただけでは人生を大きく変えることはできません。人生を大きく変えるためには行動するしかありません。
行動したものだけが成功者へとなれるのです。
まとめ
今回は「学習のための読書」方法をまとめていきました。
私自身読書をすることに苦手意識を持っていました。それは「読書をするメリットを知らなかった」「効果的な本の読み方を知らなかった」からです。
本を読むと知識を得るだけでなく、成功者のこれまでの失敗から得たものや成功体験を知る事ができます。それを数千円で知ることができるのは安いと思いませんか?
しかし、知識を吸収する(インプット)だけでは人生を変えることはできません。吸収した知識を元に行動する(アウトプット)ことで人生を変えることができます。
今まで読むだけだった人は実際に行動に移していきましょう。
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